2児の年子をもつ新米数学者によるドタバタ育児日記

就職初年度で早くも2児の親になりました.予測不可能な人生って楽しいですね.

頑なに挨拶をしない母親

保育園にいるんですよ,ゼロ距離で「おはようございます」と言っても無視する人.

必ず一人はいると耳にしていたのですが,本当に実在するとは...

保育士の挨拶さえも無視する徹底っぷり.

不信感や呆れなんてものは通り越して,もはや清々しいくらい.

 

これに対して,お子さんはすごく良い子なんです.

うちの子どもとは初対面のはずなのに抱っこしてくれたり,「ばいばーい」と声をかけた我が子に「ばいばい,じゃあね!」とお返事してくれたり.

でも,「ママ!あの子がバイバイって!」って笑顔で何度も声をかけているのに,その母親はシカトを決め込むんです.

どうやら,他人が関わることには徹底的にシカトする様子.

 

いや,良いよ,シカトしてたって.

挨拶や声かけに反応するしないはあなたの自由ですから.

でもなぁ,自分の子どもさえ見ていれば良いって態度が,どうにも気に食わない.

もしかしたら,自分の知らないところで,よそ様の子どもに怪我させてるかもしれないじゃん.

自分が知らないだけで,子どもなりのコミュニケーションをとってたりするわけじゃん.

予測不能な行動をする子どもが何人もいるわけだから,ちょっとしたことなら親同士で「お互いさまですよね」って思える雰囲気にしたくないのかなぁ.

私としては,親御さんとの関係性は良好に保ちたいし,なんなら他のお子さんとも一緒に遊んで,仲良くなりつつも深入りはせずに,子ども同士の関係を見守れればと思うわけですよ.

もし何かが起きたとき,気持ちよく素直に対応できるように,せめて挨拶くらいのコミュニケーションをとっておきたいわけです.

故意に我が子へ怪我をさせたとしても,関係性が良好であれば,ただ怒るのではなく,教育的な視点で対応したいと思うでしょう.

もし万が一,大きな災害が発生したときには,自分の子どもの面倒を他の親御さんにみてもらうことがあるかもしれないですし,その逆も有り得るわけです.

やっぱり,関係性が良好なところのお子さんを面倒見てあげたいと思ってしまいます.

だから,親同士の関係性も良好でありたいし,そのためのきっかけとして,まずは挨拶が大事だと思っているわけですけど.

 

でも,きっと彼女はこんなこと考えてないんだろうな.

自分の子どもには甘い感じで対応してるけど,他のお子さんなんて眼中になければ,親御さんなんて存在してないような立ち振る舞いだし.

いや,きっと彼女なりに毎日大変で,それどころではないのかもしれない.

毎日夜勤かもしれない,徹夜で働いているかもしれないし,もしかしたら育児と介護の両方を一人でやっていて常に疲労がピークなのかもしれない.

それに,もしかしたら極度の対人恐怖症かもしれないし,自分の家族しか信用できないのかもしれない.

かなりの上がり症で,挨拶できないのはきっと緊張のせいなのかもしれない.

実は彼女なりに挨拶をしているんだけれど,私の耳の可聴域から外れた音域で挨拶されているから聞こえていないのかもしれない.

逆に私のノドの不具合で相手の内耳にあった周波数で発声できていないのかもしれないし,そもそも保育園全体が無響室で声が届いていないのかもしれない.

 

色々な原因が考えられるけれども,それでも私は毎日の挨拶をし,向こうが挨拶してくるまでしつこく続けるつもりです.

彼女に挨拶を続ける理由は,もはや彼女に挨拶をし,お互いの朝を気持ちよく過ごすためなのではありません.

我々の姿を見ている子どもに「挨拶をすることが人間同士のコミュニケーション方法として最も簡単で重要である」ということを示すためです.

子どものために,私負けない!