2児の年子をもつ新米数学者によるドタバタ育児日記

就職初年度で早くも2児の親になりました.予測不可能な人生って楽しいですね.

赤ちゃん返り

上の娘が絶賛赤ちゃん返り中です.

予想してなかったわけではないのですが,こんなに露骨だとは思いませんでした.

下の息子がおもちゃで遊んでいたらそれを奪い取って投げたり,オムツを替えようと息子に近づくと私の服を引っ張って作業させてくれなかったり,妻が母乳をあげようと息子を膝に置くとその上から座ってきたり...

本当に何をするにしても,わざと邪魔してきます.

そして少しずつエスカレートしてきています.

この前は娘が激しくバウンサーを揺らすもんだから,乗せていた息子が活きの良い魚みたく跳ねてました.

今日なんか息子の背中の上に立とうとしたり...

 

赤ちゃん返りが加速した理由は,下の息子が抱っこ魔になってしまったことにあると思うんですよね...

保育園に預け出してから,保育士さんの優しさから抱っこ多めになってるみたいです.

これは全く文句ないし,本当にありがたいことで,心から感謝しています.

これまで娘を優先して相手をしていたので,そこまで息子に時間をかけて接することができていなかったんですよね...

その反動がきたみたいで,絶賛抱っこ魔...

それも見た娘も抱っこ魔へ変貌...

 

しかも,畳み掛けるように娘がママっ子になってしまいました.

やはり母乳をあげたりする光景が強烈なのか,お母さんを盗られた気持ちになるんでしょうか...

今まで「パパー」って呼んでくれてた場面も「ママー!」に変わっていきました.

どうにかママとの時間を増やしたいんでしょうね.

可愛いんだけど,それだけではやっていけないツラさがあります

 

そういえば,先日,美容室に行ったときのこと.

担当してくれた女性の方と子育てのことで盛り上がったのですが,

「人としての器の大きさを試されている気がしますよね」

なんて話になりました.

 

本当にそうですよね,これまでの人生経験や性格の形成過程を全て試されている感じ.

言葉の通じない人間に対して,どこまで真摯にかつ丁寧に対応できるのか.

人間としての度量も問われている気がします.

自分のためではなく子どものために行動するという自己犠牲を,どこまで受け入れられるのか.

朝ご飯は台所で立ちながらだし,晩ご飯なんて食べたいと思った時間に食べられることなんてないし,夜泣き対応でご飯を中断したり冷め切ったものを食べるなんて当たりまえ.

本当に頭にくることもあるし,それをなんとか自制して真剣に対応するわけですけど,そんな姿勢や努力を誰にも褒められるわけでもないし.

(いや,褒めて欲しいわけではないんだけど,理解して欲しいというか...)

 

子どもに親が育てられるって,こういうことなんでしょうかね.

自分の心に眠れるアガペーを育てなければ.

さて,明日は子どもたちがどんな奇想天外なことをしてくれるのか楽しみです.